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えだブログ

2008
Nov
16

うれしいなー

2008年11月16日

まるで幼稚園児のような題だけど(^^;)、今週後半、うれしいことが3つもあった。

ひとつは、『地球とわたしをゆるめる暮らし』が出版されたこと。「心理学」と「環境」と「本当の幸せ」という、私のライフテーマの重なり合ったところで、ごく普通の人々にも気軽に読んでもらえる本ができて、とってもうれしい。今の慌ただしく厳しい世の中をしなやかに楽しく生きていく力をつけていく一助となることを心から祈っている。

4月29日のダイアリーにこう書いた。

26日は、久しぶりの海オフィへ。『地球のために私ができること』を出してくれた出版社の編集長と、私を世に送り出して以来、ずっと面倒を見てくれている編集者のアオキサンと、3人で企画の打ち合わせ。

ゆっくり海を見ながら、ミルで挽いたコーヒーを入れ、畳に座って話しているうちに、当初の予定の企画(企画書もできていて、項目出しのブレストの予定だったのだけど)をさておき、「こっちのほうがもっといい!」という案が出てきて、3人でノリノリのうちに、新しい企画ができてしまった。都内の会議室やわさわさした喫茶店では絶対に出なかった企画である。おそるべし、「場」の力!

途中でお昼になったので、海オフィの3階にある海の見えるレストランで、ランチ(&早くもお祝いの?ビール!)をいただきながら、話を続ける。

海を望むテラスで、波の音を聞きながら、江ノ島と三浦半島を長めながら、おいしい食事とビールと、新しいわくわくする企画。最高でした〜。(^^;

このときの企画が実際の本になったのである。このときのキーワード、「ゆるめる」がそのままタイトルにも採り入れられて、とてもうれしい。

ダイアリーでは続けて、こう書いている。

おふたりを送った後、私は海オフィにしばしこもって、さっそく企画をカタチにし始める。実は、前からずっと大事だと思ってきた切り口(つまり、問題構造を変えるレバレッジ・ポイントのひとつ)なので、とっても賛同してもらえて、カタチにしてもらえそうなこと、うれしい。当初の企画は、読者の頭に働きかけるものだったけど、新しい企画は、読者の心にきっと働きかけてくれる本になる。そして、そのほうが効果が高いことは間違いない。

どうだろう、私の願いとねらいはどのくらい実現できたのだろう? 読んで下さったり、まわりの人に勧めて下さっての感想や反応をイーズまでぜひ教えて下さいー。

もうひとつのうれしかったこと。それは、JFSのウェブサイトのリニューアル完成!である。新しいウェブサイトはこちら。ぜひのぞいてみて下さい〜。

素敵な写真もたくさん載せて、前の文字ベースからずっと読みやすく、読みたくなるつくりにしてもらった。リニューアルの計画をたて、予算をとり、実際の打ち合わせなどを始めてから、ずいぶんエネルギーと時間を使ってもらったリニューアルだったけど、本当に素敵なサイトをうれしく思う。

リニューアルチームのみなさん、そして、JFS側の窓口・コーディネータとしてきっととても苦労されたナカモリサン、ほんとにありがとう! 新しいウェブサイトの力で、もっともっと先へ進んで行けそうな気がしている。

もうひとつは、昨日の大地を守る会での講演の準備のこと。大地を守る会での講演は毎年お声掛けをいただいて何回目かになるので、同じ話ややり方じゃつまらないよなー、と考えていた。

うーむ。。。と思いながら、いつもと同じ流れの講演を準備している途中で、「あ、そうだ、自分が大事だと思っていることを伝えて下さい、といってもらっているのだから、自分が大事だと思って書いてきた本、翻訳してきた本をひとつのシリーズとして話をしたら、私が何をどう考えて展開し、広がってきたのか、大事にしてきたことが何か浮かび上がってくるんじゃないかな?」と思いついた。

で、「書籍の表紙を全部、1つのファイルにしてくださいー」という作業依頼を、スタッフに送ったのが、前日のお昼頃であった。

こういう作業って、「言うは易く行うは難し」の典型例であって、「注意一秒、事故一生」じゃないけど、「思いつき一秒、作業大変」なのだとよく思う。わかっているのだけど、思いついちゃうんだよねー。まあ、思いつくのでも、もうちょっと余裕のある思いつき方をすればよいのだけど、思いつきってやつは、だいたい切羽詰まると出てくる性質を持っていて。(だから、その場でほかの人の話を聞きながら考えてしゃべるパネルでいっぱい思いつきが出てくるのだ)

というわけで、まあ、うちのスタッフはみんな、「エダヒロサンの思いつきはクセだから」ってあきらめてくれているのだけど、数時間後に別の講演を終えて、オフィスに戻ってすぐに、すばらしいファイルができあがっていた。おかげで、これまでと違うストーリーでの講演ができ、聞いてくれた方々にも「とっても面白かった」と好評でうれしかった。おまけに、本もたくさん買ってもらえた。(^^;

私は「依頼を出す」→「成果を受け取る」だけなんだけど、この「→」にはいつも(どんな作業でも)時間とエネルギーが必要なんだよね。依頼者には「→」のプロセスは見えないことが多いのだけど、だからこそ、ありがたいってことを忘れちゃいけないのだと思う。短時間でてきぱきとファイルを作ってくれた「→」には、うちのオフィスのいつものように、みんなのチームワークや手助け、励ましや完成の喜びあいがあったらしい。本当にありがたいことである。

星の王子様も「あのね、大事なものは目に見えないものなんだよ」と言っている。目に見えないからないんだ、というのではなく、見ていなくてもあるし、大事なものほど見えないということをわきまえること--でも世の中が慌ただしく加速度をあげていくにつれて、見えないもの=ない、と切り捨てて走っていく傾向が強くなってしまう。

そうならないように、ぜひ地球もわたしもゆるめてあげましょう! 本当の意味で「生きる」ために。

 

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