今後の原発が「継続」するにせよ、「卒」「脱」するにせよ、これまでに生み出された核廃棄物の処分の問題は残ります。
これは数百~数万年後もの未来世代にも影響を及ぼす可能性のある、とても重大な問題であり、その核廃棄物を生み出して作られた電力を享受してきた私たちの世代がしっかりと考え抜く必要があります。
原子力委員会が「今後の高レベル放射性廃棄物の地層処分に係る取組について(見解案)」に対する意見募集をしています(12月10日まで)
http://www.aec.go.jp/jicst/NC/pressrelease/pressrelease20121129.html
今後の高レベル放射性廃棄物の地層処分に係る取組について(見解案)
http://www.aec.go.jp/jicst/NC/pressrelease/files/20121129/01.pdf
この「見解案」は、この9月に日本学術会議から出された回答に対するものです。
高レベル放射性廃棄物の処分に関する取組みについて(回答)(平成24年9月11日 日本学術会議)
http://www.aec.go.jp/jicst/NC/pressrelease/files/20121129/03.pdf
これまでの核廃棄物の処分についての日本の政策や、日本学術会議の提言の意味合い、私自身はどう考え、ヒヤリングでどう回答したかは、以下のメールニュースで読んでいただくことができます。
○日本のこれまでの高レベル放射性廃棄物の処分~日本学術会議からの提言
http://www.es-inc.jp/lib/archives/121105_121345.html
○「高レベル放射性廃棄物の処分」日本学術会議からの提言に関する原子力委員会での発言録
http://www.es-inc.jp/lib/archives/121106_103247.html
原発賛成・反対・中間派のいずれの立場であっても、目をつぶることのできない最終処分の問題、少しずつでも知り、考えていけたら、と思います。
専門家でないから......と遠慮する必要はありません。わからないことはわからないと、知りたい情報はこういうことを知りたいのだと伝えつつ、今の時点でのご自身の意見をぜひパブリックコメントとしてお寄せ下さい。
http://www.aec.go.jp/jicst/NC/pressrelease/pressrelease20121129.html