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エダヒロ・ライブラリー環境メールニュース

2013年09月16日

日本の再生可能エネルギー、このままの勢いなら......? (2013.09.16)

エネルギー危機
新しいあり方へ
 

恒例のハンガリーでのバラトン合宿に参加するため、成田空港で搭乗時間を待っているところです。バラトングループとは、システム思考・システムダイナミクスの専門家を中心に、持続可能性のさまざまな分野で活躍する世界各国の科学者、研究者、実践家の集まりです。

バラトングループについてはこちら(英語)
http://www.balatongroup.org/

メンバーリスト
http://www.balatongroup.org/who-we-are/

昨年制作された17分のバラトン紹介のビデオ(私も登場しています)
http://vimeo.com/51860396

今年もどんな議論が展開するのか、どんな出会いや機会が待っているのか、楽しみにしているところです。

今朝の出発、台風が心配でしたが、フライトの遅れは最小ですむようでほっとしています(乗り継ぎがあるため)。関西・中部をはじめ、大きな災害につながらないことを祈っています。

さて、「日本の再生可能エネルギーって、どのくらいなの?」「現実的にどのくらい広がりそうなの?」という質問をよくいただきます。

こちらをご覧ください! ウェブに新しいグラフをアップしました。

【日本の再生可能エネルギー、このままの勢いなら......?】
http://www.es-inc.jp/graphs/2013/grh_id004346.html

~~~~~~~~~~ここから引用~~~~~~~~~~~~~~~~

【日本の再生可能エネルギー、このままの勢いなら......?】

日本の再生可能エネルギー(水力除く)は、現在エネルギー全体の1.6%ほどを作り出しています。まだまだ割合は小さいですが、ぐんぐんと拡大中です。

2003年にRPS法ができてから増え始め、年率8%ぐらいで増えていましたが、2009年に余剰電力買い取り制度が導入されると、年率13%ほどと、さらに増加の勢いが増しています。昨年夏から、固定価格買い取り制度が導入され、さらに増大の勢いが加速しつつあります。

この調子で増え続ければ、再生可能エネルギーには、2020年には、水力発電もあわせて、日本のエネルギーの15%ほど、2030年には20%以上を支えていくだけの実力が十分にあります。そうなれば、しっかりと頼れるエネルギー源の1つになってくれます。

ただし、この調子で増やしていくためには、家庭や中小企業も含め、固定価格買い取り制度の費用を薄く広く負担し、再生可能エネルギー発電事業への投資を支え続けるること、さまざまな規制緩和を進め、新たな再生可能エネルギーの開発をやりやすくすること、「再生可能エネルギーがたくさんあるところ」と「エネルギーをたくさん使うところ」を結ぶ送電網を拡充するための投資を新たに進めていくことが必要です。

~~~~~~~~~~~引用ここまで~~~~~~~~~~~~~~~~

今回は、ハンガリーに入る前に、バラトンメンバーにウィーンで取材や会合をセットしてもらっています。国として「脱原発」を選択して、さまざまな取り組みを進めてきたオーストリアから学べること、いろいろ学べたらと思っています。

では行ってきます。

 

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