明日、5月27日(水)放送予定のNHK「クローズアップ現代+」にリモート生出演させていただく予定です。
テーマは「"新型コロナ" 日本の食に異変あり!?」。みなさんにご協力いただいているアンケートも踏まえて、コメントできればと思っています。よろしければ、ぜひご覧ください。
(以下番組サイトより)
https://www.nhk.or.jp/gendai/schedule/
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NHK総合
■放送日:2020年5月27日(水)22:00~22:30
■タイトル 「"新型コロナ"日本の食に異変あり!?」
新型コロナウイルスの影響は、私たちの食卓を支える生産者や流通の現場に大きな打撃を与えている。給食や外食産業の営業休止の影響で売り先がなくなり、一部の生産物は破棄せざるを得ない深刻な事態が起きている。また、コロナの影響によって海外からの技術実習生が来日できず、作付けや収穫が難しくなっている地域も。感染拡大が与える私たちの食卓への影響はどうなるのか?私たちの食の安心・安全をどう守るのか、考えてゆく。
<出演者>
枝廣淳子さん(環境ジャーナリスト)
山口 靖さん(農林水産省 大臣官房政策課長)
平澤明彦さん(農林中金総合研究所 基礎研究部長)
武田真一 (キャスター) 、 栗原望 (アナウンサー)
※放送から1週間は「見逃し配信」がご覧になれます。
以下のリンク先をご確認ください。
https://www.nhk.jp/p/gendai/ts/WV5PLY8R43/
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明日のNHKの番組では、おもに「食」をめぐる変化や今後について考えていきますが、ほかにも、時間の使い方や、人との関係性など、いろいろな変化が起きていると思います。そのなかには、コロナ終息後には元に戻る一時的な変化もあれば、終息後にも戻らない変容もあるでしょう。それが企業や社会にとって何を意味するのか、しっかり考えていきたいと思っています。
「コロナ状況下の過ごし方アンケート」、よろしければご協力ください。
https://forms.gle/HC7jYNXAVjr7UWgH6
主に企業や地域にとっての変化を取り上げ、「コロナの先を考える」異業種勉強会を行います。お試し参加もありますので、いろいろな企業や地域のみなさんとの意見交換を通じて、考えと気づきを深めませんか。
日時:2020年5月28日(木)13:30~16:00
内容:「コロナの先を考える」
詳細:https://www.es-inc.jp/network/forum/2020/nwk_id010414.html
さて、「シェアラブル」(Shareable)というウェブサイトで紹介されている「新型コロナウイルスのパンデミックで共有するべき10のこと」、日本語にしてもらったのでシェアします!
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新型コロナウイルスのパンデミックで共有するべき10のこと
https://www.shareable.net/the-coronavirus-pandemic-calls-us-to-share-more-than-ever/
新型コロナウイルスによるパンデミック時において、「共有すること」を真っ先に思い浮かべることはおそらくないでしょう。この言葉には「物理的な接触」という意味が含まれるからです。しかし、物理的な接触をしなくても共有できる方法がたくさんあります。
「今共有することがこれまで以上に求められている理由」を検討する中で救いと思えたのが、「資源を共有する、助け合う、ボランティアをするといった波が高まりつつあり、たちまち世界中に広がっている」という内容です。ここに、皆さんがこの波に加わることのできる10の方法があります。
1.安全を第一に
所定の保健所の指示に従いましょう。物理的な距離を取りましょう。手を洗いましょう。信頼できる保健機関が推奨するその他の安全対策を取りましょう。周りの皆さんにも同じことを薦めましょう。こうしたことに規律正しく従うことが、連帯を示すために皆さんができる唯一最も重要な行動かもしれません。これが、「共に」責任を負うということです。あなた自身を守ることが、本当に多くの他の人々を守ることになるのです。確信がもてなければ、慎重過ぎるぐらい慎重になってください。
2.家族、友だち、ご近所の人たち、そして町で一番弱い立場にいる人たちに連絡を取ろう
あなたの身近な人たちに、安らぎを届けましょう。健康でいるためのガイドラインを伝えたり、また必要とされるどんな援助も行ったりしましょう。その人たちと共に屋内に居ましょう。置かれた状況によっては、そうすることだけで精一杯かもしれません。でも一人一人がこれを行えば、やがては誰もが、少なくとも基本的なレベルの世話を受けたり、心の支えを得たりする機会をつくれることになります。
3.最前線にいる医療従事者たち、そして彼らがはたらく施設をサポートしよう
この人たちは、感染という洪水をせき止め続けてくれているダムです。ダムを決壊させてしまうわけにはいきません。地元の病院に連絡をして、彼らが何を必要としているか訊いてみましょう。すでに、医療用防具、医療機器、食事など他にもたくさん寄付をしている人々や団体があります。離れていてもボランティア活動をすることができます。また、医療用具を設計するオープンソースチームに参加することもできます。調べたいサイトはここから飛ぶことができます。
4.相互扶助ネットワークに参加しよう、始めよう
草の根レベルやボランティアで運営されている相互扶助ネットワークでは、しばしば最も弱い立場にいる人たちへの相互支援を中心に、地域社会規模で支援が行われています。地元に貢献したいなら、これがうってつけの方法です。パンデミック時においては、こうしたことへの参加は、リソースとニーズをマッチングさせるスプレッドシートを使ってネット上で行われています。
最近、何千もの「新型コロナウイルスに対する相互扶助ネットワーク」がスタートし、その一つをここで見ることができます。これらのネットワークの連絡先は、アメリカ、イギリスを始め、どこにでもあり、クリックすればすぐに出てきます。お住いの地域でのそういった活動のウェブサイトを探してください。なかったなら、スタートさせましょう。友だち2人とスプレッドシートさえあればできることもあります。
5.支援を最も必要としている人たちをサポートしよう
ここには、お年寄りたち、健康面で新型コロナウイルスに最も罹りやすい人たち、これまでにも或いは新たに経済的な限界を迎えている人たち、立ち退きを迫られている人たち、人種差別などの差別を受けている人たち、不法滞在者たち、家庭内暴力の被害者たち、住む家のない人たち、障害を持った人たちや心の病を抱えた人たちなど、他にもたくさんの人たちが含まれます。
パンデミックは、こうしたグループに属する人々に特有の問題をもたらします。支援は、直接でも、助け合いながらでも、或いは地元でサービスを提供する多くの機関を通してでも行うことができます。あなたの地域で好きなやり方を探しましょう。
6.社会と安全な関わりを持とう
シェアラブル(Shareable)のレポートによると、パンデミックが起きる以前から「孤独」は健康面での大きな課題でした。社会的に距離を開けると悪化するかもしれません。すでにパンデミックによって経済が衰退に陥っているというのに、「社会の衰退」を招いてさらに不幸を重ねることはありません。
社会的に距離を空けるのではなく、「物理的な距離を空けるけれども社会的には繋がる」ことの方がより建設的なアプローチです。この繋がりというのは、あなたの知り合いや、ほとんど知らないような人たちにも、実際は1.8メートルの距離を空けていても、あたたかい心で、親しみを込めて、そしてやさしく接する時間のことです。社会的な創造力を発揮するための時間でもあります。
ハッピーアワー(飲食店でのサービスタイム)やダンスパーティー、誕生パーティーや読書会、宗教行事など、他にもたくさんのことがバーチャルで行われています。今この時を活かして、社会の繋がりを組み直していきましょう。
7.信頼できる情報を責任もって共有しよう
友だちや家族、町の人々に情報を提供し続けることは大事です。しかし、新型コロナウイルスによるパンデミックに関して、インターネット上には、誤解を招く恐れがあったり、パニックを引き起こしたりさえするような情報があふれています。
みなさんが共有しているものが信頼できる情報源からのものか確かめてください。異なる情報源からの複数の報道と報告を相互に照合してください。さらに同じくらい大事なことですが、みなさんが共有するものや共有の仕方が、無意識にパニックを引き起こさないよう確かめてください。事実に即した警戒すべきニュースと、関連する対処法、安全性、そして解決策に関する情報とのバランスをとって共有してください。
良識を保っておくためには、しっかりとした考えにもとづいてニュースの入手量を抑えるメディアダイエットを考えてみてください。毎日新型コロナウイルスによるパンデミックのニュースばかりでその中から抜け出せずにいると、簡単に飲み込まれてしまいます。パニックは人を殺します。冷静でいましょう。
8.政府に声を届けよう
世界中の政府が、新型コロナウイルスという差し迫った脅威とその二次的影響に対して、対応策を決定しているところです。こうした決断は、民衆の声を聞かない限り、生活を著しく異なるやり方で、もしかしたら悪化するようなやり方で作り変える可能性があります。話し合いの場にいるのはいつも、裕福で力のある人たちですが、みなさんもその場にいるということを忘れないでください。
地元や国の議員に連絡をして、彼らが作る新型コロナウイルスのパンデミック対策についてあなたの声を届けてください。共に力を合わすことでしか、新型コロナウイルス資本主義を倒し、より公正で持続的な基準で生活を立て直すことができないのです。
9.上記の行動を取る時間を割り当てよう
毎日予定を立てて、最前線にいる医療従事者たちに連絡を取ったり、支援したり、相互扶助に加わったり、或いは社会衰退を防ぐための行動を取ったりする時間をつくりましょう――あなたが良いと思う活動ならどんなものでも組み合わせて良いでしょう。
これをパンデミック中の日課の一部にしてしまうのです。あなたが貢献していることを他の人たちと共有してください。誘って参加してもらってください。こういう状況はちょっと苦手と感じるのも当然ですが、ある程度主導権を取り戻すにはこれが一つのやり方です。
10.自分を大事にしてください
最後になりましたが、絶対に大事なことです。あなた自身のことを大事にしてください。あなた自身が健康でなければ、ここまで書いてきたことを行うことができません。緊急時に流れる機内アナウンスの通りです。「まずあなたが酸素マスクをつけて他の人を助けてください」。
置かれた状況によりますが、このことが、もっと運動するとか、しっかり食事を摂るとか、またヨガや瞑想、長時間の散歩などをして落ち着く方法を探すとか、そういう時間を過ごすきっかけにもなるのではないでしょうか。
手助けできる方法は他にもたくさんあります。数多くのさまざまな草の根活動による取り組みは実に素晴らしいです。さあ、あとはあなたが決めることです。互いに助け合うためのあなたならではの考えをお持ちだと信じています。あなたが行動したり見たりした活動をEmail info(@)shareable.netやFacebookで共有してください。
※迷惑メール対策のため、お手数ですが(@)を@に変更してお送り下さい。
そして、同時に大切なこと――「今こそお互いに助け合い、リソースを共有し、リーダーシップを共有する時だ」という言葉を拡散してください。
(以上)